いつかきっと、月光（つき）の下で

ゲーム

まずは一言・・・面白かったー！！（満喫
やはり自分はアニメ人間ではなく、根っからのゲーム人間だなぁー。スパロボシリーズも勿論好きには違いないのですが、なんっちゅーか、「ナムカプ」は感情移入度が段違い！　キャラ達の一挙一動に大喜び。作品の枠さえも越えた掛け合いに諸手を挙げて万々歳。
当時のあの熱いシーンを再現したイベントに大興奮・・・・・・あー畜生！！　毎度の事ながらこの気持ちを表すだけのボキャブラリィが全然足りねェ！　文章力もねェ！　でも語りてェ！


そして迎えた最終話４５話・・・何この熱い展開？　ふざけてるの！？（燃泣
久しぶりに「燃え」で号泣。そうだヨ！　やっぱこういうストーリーならばこういう展開こそ王道中の王道だよネ！！　熱い！　否、熱すぎる！　溢れる涙を止める術を私は知らない！！　誰か分かってこの気持ちを知ってェー！！　真羅・・・万象ォッッッ！！！（神燃




・・・という激動と興奮の嵐から１２時間。ちょいと落ち着いてきたので、今度は各種“アラ”を書き出してみようかと。確かに面白かったです。言うなれば「スパロボ＋デバレ*1＋ＶＰ*2」というべき独特のシステムは、単調になりがちだったＳＲＰＧの展開にメリハリをつけてくれたし、何より戦闘が楽しい楽しい・・・これのおかげでＳＲＰＧにありがちな「全く使わないキャラ」が一人も居ませんでした。「このキャラはどう使えば強くなるかな？」「新しい技の使い方は？」・・・そんな事を試すだけでも十二分に面白い、秀逸なシステムだと思います。


しかし・・・それでも“しかし”・・・やはりどうしても“アラ”というモノは生まれるワケで・・・

  • 一部のキャラの技が強過ぎという言葉すら生ぬるい程強すぎ。具体的に言うならスｍ（以下略
  • １つのステージにかかる時間が、中後半はあまりに長すぎ。これでクリア条件などに工夫が有ればまだ良いのだけど、毎回毎回「敵を全滅」だけなので、かなり疲れる。終盤なんて、１ステージ３〜４時間でスよ？（汗
  • 防御時の暇な時間を無くす工夫は素晴らしいが、そのせいで敵の攻撃を見てる暇が無いのがちょっと…。あと、敵に１０回も２０回も殴られっぱなしってのは少々ストレスが（汗　「ノーガード：+2AP」「通常防御：+1AP」で固定しちゃって、敵の攻撃は強烈なの２〜３発にしちゃった方がテンポが良かったかと。
  • 敵勢力がちょっと少なすぎて、何度も何度も同じ敵と戦うのがちょっとアレだったなぁ。っつーか「オクティキング（バラデューク）」とか「天帝（ロストワールド）」とかどうしたんだYO！
  • 「クロノアヒーローズ」じゃなくて「クロノア１＆２」だったらなぁ…ガディウスとかナハトゥムとか、レオリオとか哀しみの王とかおいしい奴沢山居るのに…何より「クロノア＆ロロ」のコンビが見たかった。というかロロたんの出番が（ｒｙ
  • 前半では鬼のようにあった「戦闘に入る前の特殊会話」が、中後半になるとものの見事にプッツリと消えてしまった点。全員に全員入れろとは言わないけど…せめて景清さんｖｓ源氏一門とか、ギルガメスｖｓドルアーガとか、アーサーｖｓレッドアリーマージョーカーとか…そういう因縁のある奴らだけでもきちんと入れて欲しかったなぁ…。
  • ＭＡ攻撃弱ッ！ｗ
  • 何故に「アリス（メルヘンメイズ）」と「リック（スプラッターハウス）」が居ないかなぁ…？（寂　両方とも、敵勢力も使いやすいと思うんだけどなぁ〜。
  • ストーリーがかなり忙しなく、ステージ間のデモでの会話…具体的に言うなら「キャラ同士の掛け合い」みたいのが薄く感じられた。せっかくのクロスオーバーなんだし、戦闘ステージ上での掛け合いの他にも、「戦士達の休日」みたいなカンジのデモも欲しかったなー。
  • ラスボス含めてあんまり（ビジュアル的に）大きい奴が居ないので、迫力が今一歩。…まぁ、市長やキングなどの「投げキャラ」が居る時点で、そこまで極端に大きさの違う敵は居ないんだろうなぁとは思ってましたが…。
  • それは景清さんの曲じゃなくて義経さんの曲でしょう！（泣
  • 音楽面は素晴らしいの一言なんだけど…特殊なボスに関しては、やはりスパロボなどのように、常に特殊な音楽かけっぱなしの状態にして欲しかったなー…と。ベガやドルアーガ、そしてラスボスなんかは専用の音楽あるんだし。ラスボス戦でベラボーマンの曲が流れると…いや、使ってた自分が悪いのかもしれないけど…やっぱ何か違うなぁ…とｗ
  • 爆田博士は！？（泣



・・・とまぁ気になる点は多々あるものの、新しい試み、オールドゲーマーの血を沸かせるキャラ達、王道にして燃えに燃えるストーリー等・・・作品コンセプトがコンセプトだけに、「これを人に勧めるか？」と問われればノータイムで「ＮＯ」と答えてしまう作品ではありますが、自分にとっては近年稀にみる超☆良作でした。大満足！！（堪能



*1:『DEVICEREIGN』。今作の「ＡＰ」制を見たとき、真っ先に思い出した作品。

*2:『VALKYRIE PROFILE』。今作の戦闘システムは、これのそれを簡略化したもの・・・という印象。