衣装だんすを抜けて…

土日は、なんだかえらく久しぶりにいつもの「どらんく邸」にて、どらんく・新さん坊・ユンの字・白兎の4名と共に『アリアンロッド』のセッションをしてきました。GMは、これまたえらく久しぶりのワタクシめでございました。


ま ぁ 、 そ れ は と り あ え ず 置 い て お い て w*1


セッション終了時は既に夜の11時近く。遠方より来る新さん坊は、そのまま帰宅するユンの字氏と共に車で帰還=ここでお別れとなったのですが、我々真のメインイベントはこれからです!
真のメインイベント・・・それは、深夜料金で安くなった映画館への突貫。見る作品は、前から言っているので言わずもがなだとは思うのですが、あの3大ファンタジー文学の一つを飾るナルニア国物語! 数日前に、どらんく氏と「セッション終わったら一緒に観に行くか」と計画しており、ドキワクでこの日を迎えました。
当日急遽、これまた遠方より来ていてて終電ギリギリ状態であった白兎氏も、この機会だしと終電を蹴飛ばし、計3人で映画館に殴りこみ。妙にハイテンションになる自分。今、自分で思い出しても、セッション後&深夜という事もあり静かな2人にくらべ、あまりにもアイタタだったなぁと・・・いえ、別に後悔はしてませんがw


券を購入。パンフレットも購入。開館を待ち、そして入館。やがて周囲の電気が落とされ・・・上映開始。


終了。全てが終わり、光が再び灯る。周りの人たちが一斉に動き出す気配を感じる。自分は動くことが出来ない。


・・・以前、『指輪』を観た時もそうだったけど・・・自分がずっと憧れ続けていた「ファンタジー」という世界物語が、これほど多くの人々と共有できるんだということを感じさせてくれたタイトル表示時にまず一泣き。長い、長い間自分の夢空想の中にのみ存在していた「幻想世界」の美しく、壮大で、夢踊る光景の描写にただただ感涙。空想すら出来なかった、更に上の「夢」をスクリーンという大画面で観れたことに落涙。
・・・なんだか、ストーリーとは全然関係ないところでずっと泣いてましたw


ストーリーの方は・・・実は自分、『ナルニア』はその存在はずっと前から知っていましたが、話の内容やら何やらは全く知りませんでしたが・・・『指輪』が、正にエピック・ファンタジーの元祖だとしたら、『ナルニア』は現実世界から幻想世界へ少年少女が迷い込む・・・といったタイプのファンタジーの元祖。我々に近い感性の持ち主が主人公であるため、『指輪』以上に、文字通りの「ファンタジー」の描写、息吹を強く感じました。具体的に言うなら『ナルニア』という世界の多種多様な生き物たちの描写。喋るビーバーやら馬、ライオンなんていう夢溢れるキャラから始まって、ファンタジー好きなら過去に一度は聞いたこと・・・TRPG好きに至っては、過去に一度は戦ったことがあるであろう「サテュロス」「ミノタウロス」「ケンタウロス」「グリフォン」・・・それらの全てが全て、非常に魅力的に描かれており・・・この辺りの『キャラクター』を活かす力は、流石は黒ネズミ会社だなぁと、ちょっと脱帽。


ちょっと残念だった所は・・・『指輪』におけるモリア坑道やアルゴナスの像、ミナス・ティリスのような、観ているだけで落涙してしまうような、荘厳で圧倒的、そして『幻想』を感じさせてくれるような風景・・・そういったものの描写が思ったより少なかったのが心残りだなぁと。「風景描写:指輪  クリーチャー描写:ナルニア」・・・といった感想かな。・・・なお、どらんく氏によると「萌え:ハリポタ*2」らしいですww


『指輪』もそうだったけど・・・この映画には、人を心から感動させよう、何かメッセージを読み取り感涙して欲しいなんていう強い意味合いのストーリーは無いし、派手で観ているだけで血中糖度が上がりそうなSFXバリバリのアクションもない。誰もがはまってしまう、存在するだけで全てを全て引っ張っていってしまうようなキャラクターが居るわけでもない・・・というのは全部自分の感想だけど・・・。
でも、もし「ファンタジー」が好きならば・・・「幻想世界」の生き物、光景、世界、存在そのものに憧れを抱いたことが一度でもある輩ならば、この作品は、とりあえず「観ろ」と言いたい。否、命令したい。
・・・まぁ、いつも通りそろそろ自分でも何言ってるんだか分からなくなって来たので、無理矢理纏めあげてしまうと
この日記読むような奴らはマスト観に行け(命令 自分は、あと最低1回は観に行きます。



*1:=後日レポは書く予定の方向で。

*2:ただし、1作2作目までw