『アリアンロッド』セッション 「トラブル・ポーション」

えーと・・・関係者一同様には真に申し上げにくいのですが・・・セッション後の『ナルニア』があまりにも楽しすぎ、印象強すぎて、キャラクター1人1人の紹介、頭からスッポリ抜けてしまいました(汗


もしも、また思い出すことがあったらその都度追加していく所存ではありますが・・・と、とりあえずこんなカンジでお許しくださいませm(_ _;)m




GM:B+P


『ギルド<リオレウス(赤い飛竜)>のメンバー』
・リーディル・チット
 15歳 female ヒューリン メイジ/サモナー
CL:6  PL:どらんく


・ゼオス
 24歳 male ヒューリン アコライト/ダンサー
CL:6  PL:白兎


・アズミ・ニィムラ
 18歳 female ヒューリン ウォリアー/サムライ
CL:6  PL:新さん坊


・ディアス=ディアン
 25歳 male ヒューリン シーフ/ガンスリンガー
CL:6  PL:ユンの字


基本的に、ダンジョンハック&モンスターとの戦闘がメインのプレイスタイルになるように設計された『アリアンロッド』。
その『ARA』で、いわゆるシティアドベンチャーものは出来るのか? また、単なる口プロレスなどではなく、きちんとそれ専用のルールを、『ARA』の基本システムから大きく外れない程度に創り、使い、誰がやってもそれなりに迷い、それなりに楽しめるシナリオ。確かにシナリオそのものの大筋自体は一本道だが、そこに至る経緯は無数に存在し、その至るルートによって難易度が変動していく・・・そんなシナリオを創りたいなぁ・・・今回プレイするシナリオは、そんな想いから創られた、えらく実験的なシナリオでした。


話の骨子は・・・街で大流行中の「ポーションff*1」。それは実は街を手中に収めようとする悪の組織『裏ギルド』の策謀であり、この特殊な薬品と、特殊な音波により、瞬時に街中の人間を操ろうと画策する。
PC達は、色々あって組織を裏切った青年と共に、スラムを彷徨い歩いたり、街中が悪の手先となってしまった中、隠れながら情報収集に東奔西走したり、最後はトラップだらけのダンジョンを攻略したり・・・と、実験シナリオだけに、やりたい放題の詰め込み具合でした。


スラムをうろつくパートでは、チャートを使って表現。
4つのチャートを用意し、2d6を振ってもらい、出目によって酷い目に遭ったり酷い目に遭ったり酷い目に遭ったり・・・チャートの中の「次のチャートに進む」が出たら2番目のチャートへ。3番目、4番目へと進み、4番目のチャートで「ゴール」の出目を出せばスラムを抜けたということになる・・・という代物。
もちろん、一応誰が振ってもランダムという事にならないよう、チャートごとに能力値・難易度が設定されており、出目が気に入らなければ、判定に挑み、成功すれば出目をずらす事が出来る・・・という工夫も凝らしてみたり。


で、結果は・・・この目論見で一番怖いのは、「いきなり『次のチャートへ進む』『ゴール』の出目を出してしまい何の面白みもないまま終わってしまう事」だったのですが・・・まぁ、1番2番チャートは結構そんなカンジで進んでしまったのですが、3番4番チャートはこちらの目論見通り・・・金は取られるわ、へべれけになるわ、胡椒は被るわ、道に迷うわ、スタート地点に戻りそうになるわ、不法投棄された爆弾は踏むわ・・・そして「今セッション最大の敵」と満場一致で挙げられた筋肉兄貴とのタイマンガチ腕相撲勝負・・・時間も良い按配で消化出来たし、もうちょっとバランス調整などして、他にも転用しよーっと。


そして色々あって、1回目の戦闘・・・いえ、このシナリオ、こことクライマックスの2回しか戦闘ありませんが・・・を卒なくこなし、今回の実験2号「情報収集」へ。


「情報収集の為ダイスロールをさせる際、失敗=情報が得られなかっただけでシナリオに詰まったりするのが嫌」「かといって、ダイスロールの緊張感もなしで重要な情報をホイホイ与えるのも、あまりにもつまらなすぎる」・・・以上の点から、情報収集のダイスロールの結果、時間を消費・・・情報は有れば有るだけ今後が有利になるが、あまりに時間をかけすぎると、今度はクライマックスの敵が強くなる・・・情報の量と現在の時間、そのバランスを見極める事が重要・・・そんなカンジのルールを作成。数値バランスを取るのが大変だった大変だった(汗


で、このルールの実験結果は・・・・・・うーん、これに関しては大失敗かなー(汗
数値バランスもちょい失敗だったけど、何よりあまりに考える要素が多いので、PLが思考のループに入ってしまい、結果あーでもないこーでもないと小一時間セッションがステイシス(汗
途中あまりにも停滞しすぎな状況に焦りまくりのGMが、具体的な情報の内容、時間経過による具体的な変化など全部明かしてもこの時間経過です。・・・ここはもうちょっと根本的な見直しが必要だなぁ・・・(汗


そしていざダンジョンハック。
どーもここ最近、ウチのセッションではシーフが軽んじられてる風潮があったので、ここいらでトラップの真の恐ろしさを教えてやろうと、狭いダンジョンマップに殺す気満々のトラップをてんこ盛り。だが、シーフだけに全てを任せてあとの面子は後ろで見てるだけ・・・なんて状況で突破出来る程甘くはない。シーフを中心にして、ギルドメンバー全員一丸となってトラップ解除の為動かなくては、突破はおろか生き残る事すら難しい・・・GM渾身のトラップ郡がPCを襲う!


・・・はずでした。当初の予定では。
いえ、このトラップ群、あくまで「ギルド内にシーフ1人」のバランスで組まれていたんでスよ。組んでいたんでスよ。
いえ、確かに今回のPC、ギルド内にシーフは一人だけでシたヨ? ええ、1人だけでした・・・シーフは。間違いなく。
ただひとつの誤算は この日リーディルが習得していた バードのスキル 《ジョイフル・ジョイフル》の存在。*2
1ターンに2回移動するシーフ。1ターンに2回トラップ探知をするシーフ。1ターンに2回トラップ解除をするシーフ・・・GMの目論見? ソレ、ナンダッケ?(血涙


「よ・・・よくも! よくもきさまッ よくもこんなァアアアアアアア――――――ッ!!」
「わ・・・忘れていた! 子供のころからあった あなどってはいけないヤツの爆発力を!!」
「ジョオジョオオオォオオ!!」(焼死)



・・・そして傷心のままクライマックス戦闘。
あまりにショッキングだったのか・・・ここでGMとんでもないポカミスをしでかす。あと一撃でやられるディブロウをグレンデルがカバーリングするのを忘れて、そのままディアスの一撃で昇天。このクライマックス、ディブロウが戦闘の要であった為、この時点で戦闘は終わったも同然。ここでカバーリングしていれば、ボスのニクネヴェンが纏めて《ヒール》して、また戦況も変わってきたのですが・・・うぅ、《ジョジョ》め・・・(怨恨


そしてエンディング。
紆余曲折あったものの、最後はちょっとだけ煮えた展開になってみたり・・・ギャグで始まりギャグな展開になり、最後はピリッと締めて終わり・・・ある種理想のシナリオ運びになったかなぁと思ってみたり。
キャラジェネ込みで全8時間とかいう時間さえかからなければの話ですがねorz


【習得成長点:71点(GM)】  自分評価:中の下



*1:皆さんのご想像通り、青い液体のアレですw 「ポーションフォルティッシモ」と読むべし!w

*2:シグルイ』風に。