ナイトウィザード The ANIMATION 第10話「破壊神 〜カルネアデスの板〜」

毎回アニメ『ナイトウィザード』観ながら飲んでいた紅茶のティーパックも、1箱10個だったので今回で終了。
来週からどうしたものか・・・また新たに買ってきても残り3話じゃあ7個は余っちゃうなー・・・などと考えながら第10話目の感想でございます。


では、まずは簡単な本日の話の流れを茶々を入れつつ御紹介。


・OPフェイズ。前回の続きで自分の力に怯え、落ち込むエリスを演出する軽いシーン。
・前回の戦闘後、地球圏に帰還するアンゼロット城と前回のおさらいをするアンゼロット様。
・柊達一行とアンゼロットの会話シーン。・・・というか、GMからの状況説明シーン?w
・ベルさま側のマスターシーンを交えつつ、アンゼロットからシャイマールの簡単な説明。
・まあ簡単に言って「どーしよーも打つ手ありません」というアンゼロット様の有り難い御言葉www
・再びベルさまのマスターシーン。「大魔王と称されるのは私ひとりで十分」とか微妙に小物臭を漂わせるベルさまw
・柊、くれは、あかりん3人のシーン。みかきさん、ここぞとばかりにヒロインになろうと大奮闘w
真昼の月と大いなる観察者の会話。ザ・ゲイザーお初の発言。
・…サ・ゲイザーの発言、ファラリス神(byソード・ワールド)の「汝が為したいように為すが良い」を思い出したw
・鈴木さん&まゆりん率いるロンギヌスの皆さん、エリス抹殺の為に軟禁中のエリスの部屋に。
・…が、シャイマールの力に阻まれ大失敗。
・今回のフォートレス:アンゼロット城  目的:ロンギヌスの追っ手を振り払い逃亡せよ  PC:エリス・キリヒト
・柊、くれは&あかりんと別れてエリスを助ける為エリスの元へ。
・アンゼロット、くれはとあかりんに「お願い」。
・柊、エリス・キリヒトとエンカウント。
・柊を敵意剥き出しで罵るキリヒト。それに激怒するエリス。打ちのめされてるエリスを励ます柊…というロールプレイの後合流。
・柊、第一話の再現。そして3人は地球へ。
・とりあえずエリスの部屋にて今後の対策相談。
・かつてエリスが居た孤児院に向かい、唯一頼れそうな「おじさま」の居場所を尋ねるという結論に。
・ロンギヌス部隊来襲。この場をキリヒトに任せて柊・エリスはフィールド離脱。そしてそれをビルの上から見ているあかりん……という所でセッション終了。




・・・というわけで、きくたけリプレイを知っている人は100%、そうでなくとも前回ラストの予告で『カルネアデスの板』という言葉を見ただけで120%展開が予想できてしまう第10話・・・お約束の中のお約束、「ヒロインが“世界の敵”としてかつての仲間からも狙われる」という、暗く、重い展開がいよいよ開始。いや、でもこの手の展開ってTRPGでは便利なんですよねー。PLの当事者性・モチベーションも上がるし、「お前の方が強いんだからお前戦えよ!」NPCに頼られたりしないしw


でも想定外の部分も有った事は事実でありまして・・・今回、まあアンゼロット率いるロンギヌスの皆さんからはキルキル言われるだろーなーとは思ってましたし、命という存在がある以上あかりんも敵に回るだろーなーとは思ってましたが・・・キリヒトがここに来て柊・エリス組に合流するとは思ってませんでした。いや、今思い返してみれば前回の予告での「エリスの味方は柊蓮司、キミとこのボク(キリヒト)だけ…」という台詞を思い返してみればこの展開は十二分に予測可能範囲内でしたね。・・・・・・個人的には、ここでベルさまが接触してくる/してきて欲しいなぁと思っていたのですが・・・うーん・・・ベルさま、結局未だ物語に大きく関わる事何もしてないなー・・・www
さて、そんなキリヒトの目的ですが・・・「エリスを守っている」「不完全なシャイマール召喚の儀式を阻止」「全てを知っているっぽい」「なのに宝玉を集める事に肯定的」・・・という点から鑑みるに、やはり完全なる“エリスの味方”という線は有り得ないんでしょうなぁ〜。行動を見る限りでは、シャイマールの“完全なる”復活が狙い・・・と見るのが一番自然なような気がしますが・・・そもそもそれを望むキリヒトという存在は一体何者なのか? ごく自然にエリスの夢の世界にも登場してた事からも、シャイマールの封じられた本人格・・・とかかな? 守っているのはエリスではなく、エリスという存在と同化しているシャイマールの肉体辺りとか・・・。


もうひとり謎の存在と言えばルルブではずっと放置されていたクセに超☆大物面な“大いなる観察者”ザ・ゲイザー(v.2,000,000,000)さん。・・・冴えない顔してるクセに!w
おそらく全てを知った上でアンゼロットに宝玉探索を命じていた張本人。此度エリスがシャイマールの力に目覚めるや否やアンゼロットに「エリス=シャイマール抹殺」を命じたのも、実質的に彼と言って良いでしょう。・・・だとしたら、彼の真意は一体何処にあるのか?? 宝玉を集めさせていたという事は、エリスがシャイマールの力を取り戻す事は彼の計画の中には組み込まれているのでしょう。では即座に抹殺命令を下した理由は? 力を取り戻してから殺す事によって何かを成そうとしている? そもそも本当に殺そうとしているのか? ひょっとして、追い詰める事によりエリスが完全にシャイマールの力を取り戻す事を狙っている? どちらにせよ、シャイマールの力を何に使うつもりなのか? っつーか、たかが幻夢神の写し身程度のゲイザーが、古代神の中でもトップランカーっぽいシャイマールの力をどうこうできるのか!?w 確か、きくたけ時空(主八界)的には戦闘能力は『超至高神>聖竜騎士>白黒二神≧古代神*1≧八大神*2>守護者・亜神*3じゃあ無かったか!? っつーか、そんな「レベル:∞」揃いのバケモノども相手に、たかが人間のウィザードである柊蓮司(レベル:11)が(戦闘的な意味で)何をどうしろと!? ・・・と書いてみたけど、いつも「ノリとフィーリングで」何とかしてるし、まあ今回も何とかなるかwww


あと気になると言えばアンゼロットおよびあかりん、くれはの動向ですかね。
どうやらマジで今までアンゼロット様はザ・ゲイザーの言う事にホイホイ従っていただけのようで・・・んで今回もザ・ゲイザーの言葉に従ったというか、自らの使命に基づく判断というか・・・手の平を返してエリス抹殺指令を発動したり・・・かなりマヌケなキャラに成り下がってしまっている現状が憐れ過ぎますw
しかし、そこは原作者お気に入りの真昼の月様。っつーかあの性格ですし、このまま最後の最後までマヌケにザ・ゲイザーのマリオネットになってるとはとても思えません。気になるのはあかりんとくれはに「お願い」した内容。とりあえず現状ではあかりんがエリス抹殺の為の先行隊にしか見えませんが・・・果たして本当にアンゼロットはあかりんにエリス抹殺を命じたのか? あかりんはそれに乗ったのか?? ・・・かつて、あかりんは『紅巫女』で、くれはは『星継ぐ』で今のエリスと全く同じ状況になった経験があるだけに、素直に抹殺を引き受けるとは思えない・・・どうにも良い意味での“裏”がありそうな予感がします。まあ次回あかりんの《幻想舞踏》が柊相手に使われる事だけは確定のようですがw 中の人はリアル《幻想舞踏》も持ってるし・・・ただでさえダイス目あまり良くないやのにゃん、生き残れるのかな・・・?www


さてさて、残すところあと3話・・・次回はどうやらエリスの過去・そしてエリスを語る上でずっと謎の存在であった「おじさま」の正体が暴かれるようですが・・・本当の敵は誰なのか? シャイマール? ザ・ゲイザー? キリヒト? それとも・・・??

*1:シャイマール、ベル含む

*2:幻夢神含む

*3:アンゼロット含む。八大神・幻夢神の写し身であるザ・ゲイザーやTISもここかな?