NW2ndセッション 『5/29 ライバル登場!?:Class-Match』





※ まぁ、例によって長いので、興味ある人だけどうぞ。








GM:B+P




・天沢 真夏(あまさわ まなか)
PC1  15歳  Female  外見特徴:ブロンドのツインテール     ディフェンダー/異能者
・良くも悪くも今時のドライな娘。今回、幼稚園時代からの因縁(?)の幼馴染という名のライバルが登場することにより、一躍物語の中心人物へと祭り上げられる事になる・・・のです・・・が・・・まあ、良くも悪くも兎角ドライなので・・・うん・・・GMの予想をはるかに越えてドライだったのは予想外だった・・・かな?w 「ライバル」というよりは「何かとつっかかってくる背伸びしたい時分の妹を、よしよしとあやす姉貴」にしか見えなくなってしまいましたwww なんてこなたい/(=ω=.)
でもまあ、当初の予定とはズレたけど、この関係は関係でなんだか楽しそうに仕上がったので、今後はこれを生かして行きたいと思う次第。
PL:どらんく


・リオン=グンタ(りおん=ぐんた) ※偽名:リオン=ウエイド
PC2  ??歳  Male  外見特徴:腰まであるストレートの黒髪 伊達眼鏡     キャスター/魔術師
・元の設定が元だけに、いつも他のPC・NPCから常に一歩離れた位置から見ていることの多いPC。今回もそれは同様で、任務のためとはいえ、学生に混じってワイワイお祭り騒ぎ・・・という雰囲気に馴染めず、終始困惑気味のようでした。
・・・まあ、半分以上はキャンペーン開始前にPL納得済みでしたし、それはそれでシチュエーション的には面白いし、今回のエンディングでは少しずつ周りに馴染んできたロールプレイもしてくれたし・・・今後どのように弄るか・物語に絡んでくるかが楽しみなキャラだと思います。
PL:ユンの字


・高梨 ふわり(たかなし ふわり)
PC3  15歳  Female  外見特徴:黒髪のサイドポニー     ヒーラー/使途
・前回のPC2(実質PC1も同然)から一転してのPC3という、話の脇を固める役所の高梨ふわり。・・・とはいえ、気弱で言葉も少なめな彼女のため、どちらかというと「我が道を行く」な真夏とリオンに散々振り回されたあげく、のぞみの全てを台無しにするボケに終始茫然自失となっていたというカンジでした。南無w
・・・ある意味、このパーティーにおける接着剤的なPCと言えるかも。彼女が居なかったらこの面子、誰一人としてまともにクラスマッチに挑もうとしそうにねぇ・・・w
PL:白兎


・名高 のぞみ(なだか のぞみ)
PC4  15歳  Female  外見特徴:わずかに茶色がかった黒のシングルポニー     アタッカー/魔物使い
・相変わらず「すっとこどっこい」で「かわいそう」な娘。PC4という本来脇を固める位置取りのPC番号においても、それは変わらず、毎回毎回シーンのオチを掻っ攫っていく、ある意味おいしい立ち位置。PC3のふわり同様、クラスマッチに向けて意気込む役割・・・なんだけど・・・・・・毎回オチ担当だけに、その役割を果たしていたかどうかは甚だ怪しいw
・・・今回、ついに他PLからタブー中のタブー発言「すっとこどっこいでかわいそうなのはPCじゃなくてPLの特性だなw」が飛び出してしまう。・・・うん、前々からそんな気はしてたけどねwww
PL:掛茶








物語は学園の「禁断の保管庫」にエミュレーターが侵入したという事件から始まる。幸い被害者は無かったものの、エミュレーターは保管庫に収められていたアーティファクトの1つを持って逃亡してしまう。
・・・それとは関係なく、学園はもうじき行われる『陸上クラスマッチ』のため、皆浮き足立っていた。どのクラスも目指すは“優勝”の二文字。
・・・そんな時であった。PC1・天沢真夏の前に幼馴染兼ライバルのウィザード、真行寺遥華が皮肉をたっぷりのせた台詞と共に現れたのは・・・。






前回がかなり重めの話・演出・戦闘であったため、「毎回毎回あんなのじゃあ、PLもGMも疲れちゃうなー」・・・と、“ミッション的には成功しようが失敗しようが一切キャラの生死にはかかわってこない”“かといって「じゃあなぁなぁまぁまぁでいーや」とならないシナリオ”というモノを模索した今回。エミュレータ−を出してしまうと、やはりどうしても人命・世界の危機という話にならざるを得ない=緊迫感が生まれてしまうので、目的である「肩の力を抜いてプレイできる軽めのお話」という方向に向けるのが難しい・・・というワケで、第三話目だし、そろそろ同じウィザード生徒のライバル出して、PC・NPC両方のキャラの充実化を試みてみるのもいいんじゃね? いいんじゃね? ・・・ダメですか?(汗
それともう一つ試してみたかったギミックは「NW2nd用FSを組み込んだ戦闘」。前回は、まだ成功するかどうかもわからなかったため、FSはFSだけで運用、その程度を測るというふうにしましたが、元々FSを導入してみたいと思った最大の理由が「単純に殴りあうだけの戦闘ではなく、戦闘中の謎解き、戦闘そのものに頼らないクライマックスというものを再現してみたい!」ということもあり、前回の手ごたえを見るに「行ける!」と判断しての決行。・・・まあ、その結果は後ほど詳しく記述しますが・・・うん・・・やっぱりもうちょっと練るべきだったかなーwww


OPフェイズ。
月末のクラスマッチに向けて意気揚揚やる気マンマンの名高のぞみと、対称的にくら〜〜〜い顔で沈み込み「当日休もうかな…」「雨、降らないかな…」と顔以上に暗い発言が目立つ高梨ふわり。
学園迷宮入り口のカフェ『サン=グラール』にて、静=ヴァンスタインより、先日学園にエミュレータ−が潜入したこと、その際にガラクタ同然ながら魔法の力を持つアーティファクトが盗まれたことを聞かされ、調査を命じられるリオン。
・・・そして今シナリオのPC1・天沢真夏のOP。真夏の前に現れる一人の女生徒・・・一部縦ロールにした美しいパープルのロングヘアの少女、それは幼稚園時代からの幼馴染兼ライバル・真行寺遥華だった。真夏同様ウィザードでもある彼女は、出会い頭から真夏に対して挑発的な皮肉を繰り返すが・・・
 遥華「ごきげんよう、真夏さん? …聞きましたわよ“呪いの侵魔”の事件のはなs…」
 真夏「あ、○○ー! 今日のお昼ごはん、どこで食べるー?」
 生徒A「えー? んーとねー、今日は学食行こうかなーと思ってるけどー?」
 遥華「…ですがあの程度の侵魔ならば、わたくしならばものの数分で片付けてみせましt」
 真夏「ん、それじゃあ私のぶんも席とっといてー。すぐにいくからー」
 遥華「ちょっと真夏さん!? わたくしの話、聞いてまして!!?(一同大爆笑)
・・・・・・終始こんなカンジで、GMの頭には“暖簾に腕押し”“豆腐に鎹”という先人が残してくれた偉大な言葉が常に離れることはないわけでして・・・・・・「いくら皮肉言うタイプのキャラだからって、あんまり口悪くしてPLにまで不快な思いをさせたくないなー」と、そこまでイヤミな発言はしないキャラにしたのが失敗だったかしら?w このOPシーンの、この演出が全ての始まりにして終わりであった・・・と称しても間違いではないと思いますw




そして話はミドルフェイズへ。
ミドルでの話のメインは、リオンが受けた依頼『アーティファクトを盗んだ侵魔の捜索+殲滅。そしてアーティファクトの奪還』。その合間合間・・・というよりは、ほぼ常に、毎回毎回、しつこいくらいに真行寺遥華(+お付の人造人間(F)「ELU-07」、陰陽師(M)「紫堂智也」)がからんできて、事あるごとにやれ勝負だ、それ勝負だ・・・と真夏につきまとってくるというものです。
・・・でまぁ、ミドル2で「お昼のパン争奪戦」なる真夏vs遥華のミニゲームを行ったりしたのですが、本来ならばそのラストに「アーティファクトを盗んだエミュレータ-の件は聞いてる」「今度はどちらがそのエミュレーターを倒し、アーティファクトを奪い返すかで勝負」と言わせるつもりが、諸々の事情・・・というか、シナリオに記述しておくのを忘れたせいで、一旦「シーンを切ります」と言っておきながら、唐突に大急ぎで走って戻ってきて「…というワケで勝負よ!」と宣言するという面白可笑しい演出が展開されてしまい、ライバルキャラとして出したはずの真行寺遥華さん、すでにその面影何処にも見られずw
こ、この場面はホンっっっとに大失敗だったーorz




情報収集の結果、エミュレーターの場所の特定に成功するPCたち。いよいよ本シナリオ1度目の戦闘です。
敵はレベル3の「宵闇の番兵」×2、「レッドスコーピオン」×3、レベル4の「鬼」×1という大盤振る舞い。・・・とはいえ、PCたちも既にレベル3。「鬼」のハンパない攻撃力に途中ああでもないこうでもないと少々相談に時間がかかる場面はあったものの、大した被害もなく戦闘終了。事前の情報収集の結果「エネミーのデータを参照して良い」としていたのが大きかったかな。
戦闘終了と同時に現れる真行寺遥華とその仲間たち。PCに・・・というか、真夏に先を越されたため悔しがる遥華でしたが、肝心のアーティファクトは何処にも見つからず。
 遥華「アーティファクトが発見されてないということは、まだ勝負は終わってないということですわね」
 遥華「アーティファクトはわたくしたちが先に見つけ出してみせますわ!」
嵐のように現れ、嵐のように去っていく真行寺遥華。結局調査は再び振り出しへと戻ってしまう・・・。




その後何の進展も無いまま数日が過ぎる。
相変わらず真夏は真行寺遥華につきまとわれ、短距離走勝負を挑まれたりするものの、これをかる〜くいなしてハイサヨウナラってなカンジで・・・つーかミニゲーム、何故にことごとく真夏に負けてるんだ、遥華!! せめて真夏よりはるかに有利な短距離走戦くらい勝てよ・・・orz
・・・なお、作中2回あったミニゲームに、PC=天沢真夏が勝利した場合、真行寺遥華のプラーナ量が「-1」されるとしていました。・・・後述するけど、プラーナ残っていようがなかろうが、ぶっちゃけ何の関係もなかったんだけどねーwww




クラスマッチ当日まであとわずかという日・・・1年生のウィザード全員が地下の学園迷宮前広場に集められる。
何事かといぶかしむ生徒たちを前に、学園長である荻原校長が現れ、口を開く
 荻原校長「…とまぁ、先日当学園に侵入したエミュレーターの話は既に皆聞き及んでいると思う」
 荻原校長「幸いにもエミュレーターそのものは勇敢な生徒たちの活躍により殲滅することが出来た」
 荻原校長「…が、肝心のアーティファクトエミュレーターたちは持っていなくてのぅ…」
 荻原校長「いや、だいたいの位置は判明しているのだが、何分アーティファクトの力が小さいこと、そしてアーティファクト自体が小さいこともあって正確な位置は判明していなのが現状だ」
 荻原校長「…で、だ。ここからが本題なのだが…」
 荻原校長「まあカンタンに言うと『今度のマラソンコース、アーティファクトのある地域を舞台にしたから、競争ついでにアーティファクトも見つけて来い』ってなワケでー」
 荻原校長「勿論、アーティファクトを発見し持ち帰ったクラスには、特別ポイントを加算しよう」
 荻原校長「…あ、ちなみにマラソンコース全体は既に月匣で覆ってあるので、どんな力を振るっても大丈夫。というか…」
 荻原校長「コース上で起こったあらゆるトラブルは一切関知しない方向で行くので…まあ、一応各所に先生が待機してるので、皆好き勝手にやってくれ♪」
・・・ぶっちゃけてしまえば「んな小さな代物探すの面倒だし、1年坊にでもやらせちまえ」ってなモンですw
この無茶苦茶な決定に悲喜交々の生徒たち。PCたちに話し掛けてきた真行寺遥華たちは、勿論“喜”の方。
 遥華「ちょうど良い機会! このマラソン競技の場で決着をつけましょう! 真夏さん!」
 遥華「わたくしが勝利したあかつきには、真夏さんには、今入っている『天文部』などというくだらないクラブはお辞めになっていただき、わたくし専属の小間使いにでもなっていただきますわ!」
ここまでの流れを読めば『キング・クリムゾン』を使うまでもなく読めるように、当然のごとく「ハイハイワロスワロスw」的ノリでさらーっと流すPC1・天沢真夏w 残りの面子も「アーティファクトさえ手に入れればクラスマッチは割と別に…」的ノリのPC2・リオン、「そもそもクラスマッチ当日、休んじゃダメですか?」的ノリのPC3・ふわりと、実質乗り気なのは“すっとこどっこい”にして“かわいそう”なPC4・のぞみただ一人だけという、何だかGM的にはとーってもトホホな気分のまま、シーンはクライマックス・・・『陸上クラスマッチ』当日になります。




クライマックス=『陸上クラスマッチ』当日。
まあPCたちは冷めているように見えますが、当然のことPCとPLは全くの別物です。「別にクライマックスで負けても死亡はないよー」とは伝えても「いや、やるからには当然優勝でしょう!」と、皆真剣に作戦を練り始めます。
そんなクライマックス戦闘のルールですが・・・・・・

  • ★クライマックスは『フォーカスシステム』を利用したラウンド進行で進められていく。
  • ☆行われるFSは《マラソン競技で勝利する(MAX値:30)》《アーティファクトを探す(MAX値:10)》の2つ。
  • ★イベント進行次第では、戦闘が発生する場合もある。その場合は即戦闘フィールドを展開し、戦闘とFSを同時進行する事になる。
  • ☆現れたエネミーは、現れた最初のラウンドの行動値決定の際に「−10」の修正がかかる。
  • ★エネミーを倒さずに、FS《マラソン競技で勝利する》を進めるという選択肢を取った場合、FS値が一定まで溜まれば「エネミーを振り切った」という扱いになり、戦闘終了となる。
  • ☆各FSに成功した場合、アフタープレイ時の経験点に、それぞれ「+1点」される。
  • ★12ラウンド経過、もしくはFS《マラソン競技で勝利する》達成により、クライマックス終了となる。

・・・なお、「現れたエネミーの行動値−10」の処理は「PCたちが行動潰してFS進めた結果、全くノーリソースでフル状態のエネミー登場って辛くね?辛くね?」と思っての処置です。・・・まあ、概ね考えのベクトルは間違ってなかったとは思うのですが・・・もうちょっとスマートなやり方があったなーと、今になって見返すと、ちょっと処理の大雑把さが気持ち悪いです。


何はともあれ早速スタート!
・・・見立てでは制限の「12ラウンド」ってェのは、「2ラウンドほど余裕が出来る数値」のつもりで設定したのですが・・・ここで各PLのダイス目が大爆発! プラーナも大爆発! 2〜3ラウンドにて、既に半分近く踏破。アーティファクトも発見というスピード解決っぷりに、正直GMのキモは冷えまくりw ・・・FSは、ホントにギリギリのラインに設定しても大丈夫っぽさそうだなー・・・。


勿論、道中にはPCたちをリタイヤさせようとする他クラスのウィザードたちが待ち構えてます。
最初の刺客(?)は『侵魔術師の卵』『巫女クラブ部員』『新米吸血鬼』『試作型人造人間×2』という5人パーティ。皆PCたちよりレベルは低いものの、使う能力&戦い方次第では十二分に脅威となれる! ・・・そんな意図の元出してみたのですが、これがGMの思惑通りの活躍を見せてくれて、PCたちは何とか勝利を収めるものの、軒並みリソースを削られ緊張感が増します。よしよし目論見以上の戦果を上げたぞ…とGMは内心ホクホク顔。


続く第二の他クラスウィザードですが・・・
 いのり「もーお姉ちゃん! もうちょっとやる気出して走ってよねー!」
 ねがい「…だって、走るの嫌いだもん」
 いのり「そんなんだからアーティファクトを奪ったエミュレーターを探し当てるのも一歩遅れちゃうし、ウチのクラスダントツで順位ビリだし…そもそも何!? 何でお姉ちゃんの出るはずだった競技全部不戦敗になってるワケ!? 何でお姉ちゃん競技に出てないわけ!? その気になればあたしよりずっと力はあるくせに、そうやっていつもいつもいつもいっつもいつもお姉ちゃんは殻に篭ってばかりで、そのクセ京介と一緒になれるからってマラソンだけはやる気になって出てくるし…どうしてこういう時だけ出てくるのよ他の競技に出てないんだからマラソンにも出なければいいのにどうしてお姉ちゃんはKYなワケ!? それともあたしの方がKYなワケ!? もーイヤだこんな泥沼の三角関係のままバラ色の高校生活を送るなんてあたしもう耐えられない誰か助けてよおーいおいおいおい(田中天ボイスで)
 京介「…二人とも、おしゃべりはそこまでにして…来たぞ!」
・・・はい、誰が見ても納得の出オチですw 「できれば公式NPCとも戦わせたいよなー」「あ、そういえば要姉妹と京介も高1じゃん! レベルも4だし丁度いいじゃん!」・・・そんなワケで登場したのは『要いのり』『要ねがい』『山瀬京介』の『白き陽の御子』3人組です。ウィザードクラスだけは『白御子』を参照して、後はそれぞれ「ディフェンダー」「ヒーラー」「アタッカー」をスタイルクラスに当てはめて自作しました。レベルは4なので、PCたちより高いのですが、人数は少なめだし大丈夫だろうと思って出しました。それでもあまりにも強烈な攻撃はヤバいだろうと、あまり尖った性能にはせず、それでいて自然なカンジに自作するのは非常に骨が折れました。

PC一同、プラーナまでつっこんだ全力FSにて3人組を華麗にスルーwww

・・・交戦? ただの1度たりともありませんでしたが何か?w
いやまあ、実際そういう解決法も考慮出来るようにしていたので、別にここでのスルーは問題なかったんですけどね。つーか、いのりの長文台詞を言えただけで9割方目的達成だったしw
・・・ただ問題は、ただの1度も交戦することなくスルー出来てしまった事。・・・そして更に、それが結構ギリギリという世界でなく、まだ余裕がある中でのスルーだったという事を、この時GMは問題視するべきであったわけであり・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


・・・さて、いよいよクライマックスも大詰め。FS値もMAX値の30が見えてきた頃、いよいよ満を持してPC1・天沢真夏のライバル(自称/泣)、『真行寺遥華』と『ELU-07』『紫堂智也』、そして遥華の親衛隊相当の『不良学生×2』が登場! 遥華はPCたちより2レベルも高い5レベルのアタッカー/箒騎士。ELU-07は4レベルのディフェンダー/人造人間。智也は何と!PCたちより3レベルも高い6レベルのキャスター/陰陽師。各キャラ、プラーナの量は「0」ですが、それでもPCたちよりはるかに高いレベルの持ち主。ハンパな能力には作ってません。
更に一見単なる取り巻きに見える『不良学生』ですが、こいつらの持っている能力・・・《メンチ切り》は「【行動値】ジャッジの直前に使用。対象の【行動値】ジャッジの達成値を『−3』する」というかなりやっかいな代物。戦闘能力は所詮レベル1のモブなので大した事はありませんが、この《メンチ切り》は抵抗も出来ないので、放置するにはかなり厄介。・・・正に、死力を尽くさなければ勝つことすらままならぬ強敵! 正に『クライマックス』に相応しき過酷な戦闘!!


・・・・・・・・・・・・の、ハズだったんだけど・・・ねー・・・www


 ??「…なー、今のこのFS値だったらさー…下手に切り結ぶより、ほっといてMAX値目指した方が早くね?」


・・・・・・え?


 ??「お、ホントだ。…この判定でプラーナを突っ込むとして…うん、これならまた交戦状態になる前にスルーできそうだね」


・・・・・・え? ・・・え?
・・・・・・・・・・・・あ。


 PL一同「GM、全員FS判定集中の方向で!w」


・・・ねー。
・・・・・・先の『白御子』組見て判定値の難易度上げておけばよかったのにねー。


 遥華「来ましたわね、真夏さん…流石はわたくし最大のライバr」
 真夏「あ、ゴメン。先急ぐからーーー(ドップラー効果)ーーー
 遥華「ちょ! ちょっと真夏さん!? わたくしとの決着、どうなるんですのー!!(一同大爆笑)


クライマックスのクライマックス戦闘、一度も交戦することなく、安全平和に終了!www

い、いやさ・・・確かに「前回生死の狭間を何度も見るようなキツい戦闘だったし、今回はのほほんと行きたい」とは言ったべよ!? 「戦闘以外の勝ち手段ってェのも用意して摂取選択させてみたい」とも言ったべよ!? だからって、こんなオチを望んでいたワケではなくってよォーッ!!www
PL一同が腹を抱えてゲラゲラ笑ってる中、GMだけが心底凹んでいるクライマックス・・・って、第一回の時と同じオチかよ! 同じオチかよッ!!【血涙流しながら帽子を地面に叩きつける】




そしてエンディング。
ホントに心底可哀想なキャラになってしまった遥華さんを出すのは、正直GMとしてもかなーり辛かったのですが、さりとてここで出さないわけにもいかなく、「もうこのキャラは毎回こーやって真夏に挑んではあしらわれて、んでお付の紫堂智也がそれをフォローしてるんだろうなー」と性格やら設定やらを微妙に弄り、まあ今回もなんやかんやあったけど許してください(智也)。・・・でも次は、真夏さんだけでなく、リオン、ふわり、のぞみ含む「あなたたち」には絶対負けませんわよ!(遥華)・・・と捨て台詞を吐きつつ去っていく真行寺遥華ご一行。


その後、手に入れたアーティファクトを静先生に渡し、依頼完了の旨を伝えるリオンは、そのまま新たな任務・・・秋葉原駅前・小暮ビル7階*1で関知された月匣の調査へと向かう。
残された3人・・・天沢真夏、高梨ふわり、名高のぞみは、クラスマッチ優勝のお祝いに静先生が予約していた小料理屋で、他のクラスメイトと共にどんちゃん騒ぎ。騒ぎの中には前シナリオで命を救った滝野珠江の姿もあったり、気が付いたら何時の間にかリオンが事件を解決させて戻って来てたり、明らかにアルコールと思われる飲料が運ばれてきたり・・・
 静「…どうだい? ウィザードとして、人々の命を救う…というのも大事だし、かけがえないことだけど…」
 静「…これはこれで、悪くはないだろ?」
もはや収拾のつかなくなりつつある宴の中、天沢真夏、リオン=グンタ、高梨ふわり、名高のぞみに語りかけるそんな静先生の言葉と共に、クラスが一丸となった初めてのイベントは幕を閉じるのでした。




【GM経験点:16点】

*1:勿論、『秋葉原YS』w