アリアンロッド学園キャンペーン 第一部 完

例によって例のごとく、日曜日にはTRPGを遊んできました。
GMどらんく。PLは新さん坊、掛茶、ユンの字、白兎、そして自分B+Pという、もうキャンペーンを始めたのが・・・えっと、何年前だっけ・・・(レコードシートを確認する)・・・なんと! 2007/5/26だから、ほぼ3年間もプレイしている、超長期ARA学園キャンペーンです。*1
しかも、今回でとりあえずのところ今までの複線等を回収して、一区切りつけるというGMの発言・・・たった10話とはいえ、3年にもわたるセッションの数々、散りばめられた複線、そしてPL達の妄言・・・なんとなーく、先週GMと観に行った映画のヴィジョンなんかが頭の中にチラリチラリと浮かんでは消える走馬灯か、はたまた死神の顔のごとく付きまとってみたりしながらも、いよいよ3年間にわたるセッションの総纏めとなるセッション、開始と相成りました。


・・・数時間後、無事一人の犠牲者も出すことなくセッション終了。
結論から述べると素晴らしかった! 正直自分は上記のごとく、話を纏めるには要素が多すぎて話自体がgdgdするか、セッション終了時間に問題が生じるか・・・そのどちらかは避けられないだろうなと思っていたし、実際GMもその辺り大分自身が無かったようでセッション前に散々洩らしていたのは勿論のこと、今回予告にまでも予防線を張りまくりやがってるような有り様だったのですが・・・いやいや、話の内容も、今まで張った複線の回収も、シナリオギミック、敵の強さ・・・全てに至るまで綺麗に纏まってるじゃあないですか! 当初は「内容盛り沢山だろうし、今回はあまり妄言等の発言をせず、セッションをしっかり進めるぞー」とか思いながらセッションに望んだのですが、クライマックス1辺りからシチュエーションのあまりの美味しさに、GMの発言・演出・その他諸々をまるのっとりしての大暴走大爆走悪いPLの見本ここに爆誕状態でしたヨ!w


そして何より素晴らしかったのがダンジョンギミック。
ミドル前半部において、情報収集の結果「自分(PC)たちだけが、学園の、そしてこの世界の危機を救えるんだ!」という風にPLのモチベーションを高めていざダンジョンアタックへ突入したら・・・まさかの横視点ダンジョン! 各所に設置されたエレベーターを上下させる事により、同一Y軸上の部屋を上下させ、封鎖された区域への侵入を試みるという目的のダンジョンでした。
そしてGMのわn・・・配置・仕掛けがこれまた絶妙で・・・「スイッチのある部屋・その上の部屋にパーティを分断しての探索」「破壊不能な透明壁(透明なので、先のエリアへのエリア探知や隠密状態にある敵への関知チェックは可能)」というギミックを最大限利用した、『透明壁の向こうのエリアに何も無い=エレベーターのスイッチを押すと連結される部屋は安全と思わせていて、実はそこに隠密状態のエネミーが隠れており、それに気がつかずエレベーターを動かしてしまうと、分断されたパーティにエネミーが襲い掛かる』というあの仕掛けは、ホントユンさんが「このエリア、ひょっとしたらエネミー隠れてるかも!?」と言ってくれなければトンでもない事態に陥りかねなかったヨ!w ほんと直前に『ファイアウォール』と戦闘させ、それとなくPLに「今回こういう敵もいるよ」と伝えるという上手さといい・・・今回のダンジョンに関しては、ベタ誉めさせていただきます。・・・これは絶対パクろう。うん!w


訪れる最終決戦、クライマックス1、クライマックス2・・・正直、クライマックス1でもかなりいっぱいっぱいギリギリになって戦い、「ク、クライマックス2は演出戦闘みたいなモンじゃろ…シチュエーション的に…」と思っていたのですが・・・このGM容赦せん! 皆フラフラになってのギリギリの戦闘の後に、ラウンド毎に「シーン全体」への破壊的な攻撃を仕掛ける超☆強大な魔族との戦い・・・今になって思えば、あまりの戦闘のカツカツっぷりに、せっかくの素敵シチュエーションなのに、キャラに格好いい事言わせるのすっかり忘れてて、ひたすら戦術・数値計算に特化してしまっていた自分のプレイングに反省が残る程w いやー、高レベルエネミーとの戦闘は、ホント敵の1回1回の攻撃ごとにキモが冷えて楽しいね! 「ここで《カリキュレイト》」「ここで《ジョイフル・ジョイフル》」・・・スキル名が告げられる度に「ですよねーw」と口に出して笑いながらも、こうおなかのまんなか辺りがきゅーっとなる感覚・・・TRPGプレイヤーの皆さんならわかってくれますよね!?w


大団円。
ちょうど一区切りとなるという事もあり・・・PCたちは、ある者は新たな知識を蓄える為に北へ向かい、ある者は己を研鑚する為・また別の目的の為に学園に残り、ある者は長らく帰って無かった故郷へ帰る為に一時学園を去り、ある者はこの物語を通じて知り合った友達の厳しく先の見えぬ旅に同行する為に休学し、ある者はそんな二人の幼馴染の帰る場所を守るかのように学園生活の中に戻って行き・・・。
・・・何だか、オチまで綺麗についたところで、3年間・別GMによる外伝も含めて全10話に渡るARA学園キャンペーンも、これにて第一部完となりました。


思い返せば、「学園モノとか好きだし、ン年ぶりにGMやってみたいんだけど…」という、どらんく氏の何気ないメッセの送信を受け取った時から始まったこのキャンペーン。始めはどうシナリオを作って良いのかすらわからないという事で、こちらもあれやこれや・・・流石にシナリオそのものについて「チェックするから見せて」と言うわけにはいかないので、(自分がやってる)シナリオの作る時の注意点、(自分がやってる)シナリオ作る時のコツ等を、延々とメッセで伝えたり、たまに会う時にやはり延々喋って聞かせたり・・・兎角、口出しできるあらゆる部分であれこれ世話をやきつつ、ようやっと第一話が始まったのですが・・・それから3年経っての現在。逆に教えられる事も多くなり、「これはパクろう!」と思うようなギミックの数は、セッションごとに増えるという有り様。・・・自分ごとき末端木端なGMがこんな事言う事自体、本人は勿論の事、誰からも満場一致で「何様!?」と不快感を与え、フルボッコの刑で俺様ボロボロになり、ガードレールの下でのたれ死ぬ恐怖に怯え、部屋の隅で涙目のままガクブルする毎日いかがお過ごしでしょうか? こんにちはB+Pです状態なのですが・・・それでも「セッションするよー」という告知があって、何一つ心配する事なく安心して当日を楽しみにしていられるGMにまで成長したGM・どらんく氏には、敬意と感謝の言葉を送りたいです。
本当に、本当にありがとう&お疲れ様でした!




















・・・で?
もうちょっとでPCたちも、いよいよ上級クラスに突入しそうなんだけど・・・第二部マダー?(チンチン

*1:尤も、プレイ回数で数えるならばギリギリ2桁に届く回数ですがw