NW2ndセッション 『4/12 侵魔――侵略する者』





※ まぁ、例によって長いので、興味ある人だけどうぞ。








GM:B+P




・名高 のぞみ(なだか のぞみ)
PC1  15歳  Female  外見特徴:わずかに茶色がかった黒のシングルポニー     アタッカー/魔物使い
・ウィザードに目覚めたばかりの少女。巨大狼・フェザーと共に、パーティーの最前線で戦う。今回はシナリオ都合上、前回以上に「かわいそう」な目に遭う。
PL:掛茶


・高梨 ふわり(たかなし ふわり)
PC2  15歳  Female  外見特徴:黒髪のサイドポニー     ヒーラー/使途
・物静かで大人しい少女。今回はイノセントの少女・滝野珠江に入学式の時に出会い、友人となった事により、物語に深く関わることになる。
PL:白兎


・天沢 真夏(あまさわ まなか)
PC3  15歳  Female  外見特徴:ブロンドのツインテール     ディフェンダー/異能者
・良くも悪くも今風の少女であり、ある意味このパーティ唯一の良心。今回は、静=ヴァンスタイン先生による授業の一環として、エミュレーター調査を行う。
PL:どらんく


・リオン=グンタ(りおん=ぐんた) ※偽名:リオン=ウエイド
PC4  ??歳  Male  外見特徴:腰まであるストレートの黒髪 伊達眼鏡     キャスター/魔術師
・今は滅びし裏界の平行世界である狭界出身の、“秘密公爵”の平行存在。真夏同様、静先生の指示による侵魔の調査を行う最中、今回の事件に巻き込まれる。
PL:ユンの字






・・・本来は昆虫やネズミなどの小動物しか襲う力のない低級侵魔。その侵魔だけが持つ、これまたごくごく弱い能力“呪い”・・・しかし特別変異により、人間にも、そしてウィザードにも匹敵する力を持った固体が誕生。その最初の犠牲となったのは、事もあろうかこの春ウィザードになったばかりの少女・名高のぞみであった。
侵魔同様、強化された“呪い”の力により、次第に命を、プラーナを吸い取られる名高のぞみ。“呪い”を解くには、“呪い”をかけた侵魔を、“呪い”をかけられた本人が倒すしかない。
ウィザードである名高のぞみが、低級である“呪い”の侵魔を倒すことはそれほど難しくはなかった。・・・だが、特別変異した“呪い”の侵魔には母体種が存在しており、しかも次の犠牲者は、高梨ふわりが入学式で出会った学園始めての親友・滝野珠江であった・・・。






今回のシナリオの 実験材料 目玉は、SRSの『フォーカスシステム』を弄った『NW2nd用FS』。
・・・いえ、単純にSRSのFSの数値をちょこちょこっと手を加えただけで、別にそんな難しい事は何もしてないのですが・・・これが思った以上に大成功! SRSに比べるとベースとなる能力値の差が大きなNW2ndですが、そこはまあイベント等で判定能力値をコロコロと変えていけば、各PCの活躍の場はそこまで偏らないし・・・SRSに比べて能力値を修正する特殊能力/魔法の少ないNW2ndで、どうメリハリのあるFSにするか、本来の情報収集判定(コネクションや、ライフパスの特典など)をどう扱うか、などの課題は残されてはいますが、まあとりあえずは今後も多用するに耐えるハウスルールなんじゃあないかなーと自画自賛


そして、そんなNW2ndFSのルール説明となったミドル第一シーン。各クラブによる、新入生争奪戦・・・果たしてPCたちは奇妙奇天烈なクラブの勧誘を切り抜け、希望のクラブを探し当てられるか!?
・・・えー・・・結果としては・・・なんやかんやあって全員、志宝エリスが部長を務める廃部まであと半歩状態だった「天文部」に入部w ふ、FSの意味、何も無ェッッ!!!w
いやまぁ・・・元々はこのクラブ決定で、誰が何のクラブに入ろうが今後のシナリオに活かすつもりは全く無かったのですが、せっかく全員同じ部で、しかもアニメ/小説でも出てきたお馴染みのキャラ・エリスというリソースを使える天文部*1に入ってくれた以上、今後どこかでクラブ活動メインのシナリオを組んで見たいものよ喃。
ただ、いつも通りのGMの悪癖故、アニメでは純情可憐でヒロインヒロインしたおとなしめなキャラで知られていた志宝エリスさん、「あと部員4人集まらないと潰れちゃうんですー!! OBの先輩にも殺…怒られちゃうんですー!!」と号泣しながらプラーナ全力開放鬼タックルかました上、入部するまで決して離してくれないという、子泣きじじいも真っ青のエキセントリック妖怪キャラにクラスチェンジしてしまっていましたがw だ、だってそういキャラ、RPしやすいんだもん!w




そしてそんなエキセントリックエリス登場の大爆笑シーンの終わり、名高のぞみの身に異変が起こる。
昨日侵魔によって傷つけられた腕に、黒いアザ・・・“呪い”の証が生まれ、それは次第に名高のぞみの命を吸い取り始める・・・データ的に! 具体的には「毎シーン/ラウンドの終了時、【登場したシーン(+経過したラウンド)数】のHPを失う」という事をPLに伝える。セッション開始前に「今回PC1はかなり酷い目に遭ってもらうけど宜しく」と断ってはおいたものの、改めて事実を知り、青ざめるPL。
そして“呪い”にひきつけられて現れるエミュレーター。戦闘シーン。エミュレーターとの接触により、“呪い”は更に進行。止まらないHPの減少。次第に引きつり笑いになるPL。
戦闘後、静先生の情報により“呪い”を解く方法が判明する。“呪い”を解くには、“呪い”をかけた侵魔を、“呪い”をかけられた本人が倒すしかない・・・本日2回目のFS『侵魔の居場所を探す』が始まる。
先に1度練習用FSを行っていたため、この2回目のFSは皆戸惑うこともなくテキパキとこなしていく。「終了条件」も比較的余裕あるという事もあり、皆の顔にも余裕の色が見えるくらい。ラウンド進行により、ゲリゲリHPが削れていくPC1・名高のぞみを除く、ですがw




FSに成功し、名高のぞみに呪いをかけた低級侵魔を追い詰めることに成功するPCたち。本日2度目の戦闘シーン。
尤も、この戦闘シーンは先の戦闘とは違い、ただ単に敵を殲滅すれば良いというモノではありません。ボス格の低級侵魔は、名高のぞみが倒さないと“呪い”は解けず、その時点でバッドエンド確定となってしまいます。・・・という説明をした途端に、PC1以外のPL達の口端が醜く歪んだような気がするのは、きっとアタシが疲れているせいね!w
・・・にしても、前回にも思ったのですが・・・NW1stに比べて、NW2ndのPCの強いこと強いこと! 初期レベルでも、レベル3のゴーレムやガーゴイル程度では全く相手にならないし・・・さて今回のこの戦闘、PLの戦術ミスにより4体のヘルハウンドによる、PC全員を巻き込む範囲攻撃4連発をいきなり受けるという大ピンチから始まりました。顔色の変わるPLたち、「流石に不味いかなぁ?」と内心ドキドキのGM。・・・まぁ、結論から述べるとピンチでも何でもなかったんですけどねw あれだけの攻撃受けて、誰一人大した危機に陥ることも無いなんて・・・次からもうちょっと強いエネミー出しても大丈夫かな?




何とか低級侵魔を倒し、自らに掛けられた“呪い”を解くことに成功する名高のぞみ。だが、その時PCの0-Phoneに連絡が入る。名高のぞみに“呪い”をかけた侵魔と同種別固体の侵魔による犠牲者が現れたとの一報。その犠牲者の名前は、高梨ふわりの親友・滝野珠江というイノセントだった。
「“呪い”を解く方法は、“呪い”をかけた侵魔を、“呪い”をかけられた本人が倒すしかない」・・・しかしイノセントである、しかも“呪い”の影響により瀕死の状況にある滝野珠江がエミュレーターを倒すことなど不可能。PCたち一行は、イノセントの少女を、そして親友を救う為に侵魔の“呪い”に関する情報を集める。3回目のFS『侵魔の“呪い”を解除する術を探す』
今回のFSは、先の2回と違って2ラウンドという制限つき。2ラウンドのクリンナップまでにMAX値15まで達しない場合、NPC・滝野珠江は侵魔の“呪い”によって衰弱死、更にプラーナまで吸い取られ、存在したという事象そのものまで消え去ってしまう。流石に先の2回に比べてPLたちのダイスを振る腕にも力が入ります。・・・まぁ、力入りすぎの上にプラーナまでつぎ込んだため、2ラウンドの頭には辺りには無事MAX値到達。“呪い”を解く術を発見することに成功します。
・・・「“呪い”を解く方法は、“呪い”をかけた侵魔を、“呪い”をかけられた本人が倒すしかない」・・・それに変わりはない。しかし、以前に“呪い”を受けた事のある者ならば、他人の“呪い”を簡単な儀式にて移植することが可能。そうやって“呪い”を移植された者が侵魔を倒せば、“呪い”を受けた者、“呪い”を移植された者、両者の“呪い”が解けるという。




・・・さてここでPC1・名高のぞみと、PC2・高梨ふわりの希望により、シナリオ予定にはない二人のシーンが差し込まれます。
上記のギミックを見て分かるとおり、今回のシナリオはPC1・PC2のPLの協力なくしては成り立たないシナリオとなっています。PC1としては、せっかく解けた“呪い”にまたわざわざ自分からかかる理由がシナリオ的には用意されておらず、NPC・滝野珠江を助ける動機は完全にPLまかせとなっています。PC2としては、ハンドアウトなどでNPC・滝野珠江とは親友と指定されているため、彼女を助ける動機は十二分ですが、救う方法がない・・・その点はセッション開始前にある程度説明していたのですが、流石にこの状況に直面して、二人とも困惑気味。よって二人で改めて語らうシーンが欲しいという要望が出され、このような展開となりました。
 ふわり「…あのね……“呪い”にかかったの…私の友達で…滝野珠江ちゃんっていってね…」
 ふわり「…とっても明るい子で…それで、きっとのぞみとも仲良くなれると思うんだ」
 ふわり「…それにね…その……天文部にも見学に来たいって言ってて…みんなとも友達になれると思うし…」
言いたいことは決まっている。だけどその一言が言い出せない。沢山の言葉を重ねても、その言葉には届かない。それもわかっている。でも言えない。言うことにためらいがある。
“珠江を助けるために、もう一度“呪い”に…”・・・多分、この優しい友達は断りはしないだろう。だけど、友達を助けるために、別の友達の命をかける。しかも自分自身は“呪い”からは安全な場所で・・・そんな事は・・・。
そんな友達の様子を見て、笑顔でふわりの肩を叩くのぞみ。彼女が言いたいことは分かっている。その一言が言い出せない理由も。立場が逆だったら、同じ反応だっただろう。・・・だから、返す言葉も決まっている。
 のぞみ「…行こう、ふわり。私“たち”の、友達を助けに!」
・・・数分のごく簡単な儀式の後、名高のぞみは再び“呪い”の呪縛に捕らわれる。それとほぼ同時に、天沢真夏、リオンの二人が現れ、静先生らがメインとなって動いていたPCたちとは別のウィザード部隊が、件のエミュレーターを追い詰めたとの報が入った旨を伝える。物語はクライマックスに移る。




クライマックスフェイズ。NPC・滝野珠江に“呪い”をかけ、そしてこの一連の騒動を引き起こした特別変異種侵魔を生み出した母体種との戦闘。
今回のクライマックス・・・GMから特別な条件を提示しました。1つ目は、先の戦闘でもあった「ボスは名高のぞみが倒さないと“呪い”は解けず、その時点でバッドエンド確定」というもの。そして2つ目は「3ラウンド以内にボスを撃破しないと、滝野珠江は“呪い”に耐え切れず死亡してしまう」というもの。
・・・ボスは『ラビリンスシティ』のサンプルボス“歪みし獣”をベースに、HPを40点削り、特殊能力《潜在開放》を削除。3ラウンド、PC1でのとどめ縛りという厳しさがあるので、これくらい削らなければ辛いと思っての判断です。あとシナリオ設定から、取り巻きおよび《群れ集うもの》で召喚される雑魚を『憑かれし者(動物)』から『裏蟲』に変更しましたが・・・確かに『裏蟲』の《シールヒール》は驚異的な能力ですが、まぁPCたちの能力を見る限り、これが通ることは無いだろうなと判断しての変更です*2
・・・今思うと、色々穴だらけ・・・特に『PC1でとどめ』周りは「何故にここを問題視しなかったかなぁ?」と自分でも首をかしげてしまうクライマックスですが・・・何はともあれ、開幕です。


第1ラウンド。まっすぐに突っ込んでくるボスエミュレーター。ボスにしてはそれほど大きくない攻撃力に一行「あ、これなら何とかなるわ」と安堵顔。GMである自分も「まあこんなモンかな?」と安心していたのですが・・・このボスの恐ろしさは攻撃力ではなく、その防御力の高さにこそありました。・・・PC1・名高のぞみの【命中】:15。ボス“歪みし獣”の【回避】:15・・・・・・当たンねェじゃん!? PC1の攻撃!?(汗 この時点でのPC1のプラーナの残量も、3ラウンド全ての攻撃の【命中】につぎ込めるほど残っていない・・・しかもこんな時に限って走りに走りまくるGMの出目。かなり軽々とPC1の攻撃を回避するボス。・・・つーか1ラウンド目、名高のぞみから攻撃受けてねェし!w
こうなったら望みの綱はPC4・リオンの魔法攻撃。単純ダメージ量だけで見れば、パーティーで彼に並ぶものはありません。ここで少しでも削ってくれれば・・・・・・何故か【魔防】ジャッジで炸裂するGMのクリティカル!(汗 リオンの1ラウンドの魔法攻撃2回とも、きっちりクリティカルで防御。ただでさえ低くない防御力と合わさって、ダメージを最小限に抑えてくれやがる“歪みし獣”さん。最大HP:140。受けたダメージ31点=残りHP:109・・・しかも特殊能力《再生能力:5》で、クリンナップにHPを10点回復してくれやがる“歪みし獣”さん。・・・1ラウンド目のボスのダメージ、21点・・・(汗


GM、PLともにかなり余裕がなくなりつつ第2ラウンド。
先のラウンドで雑魚は全員屠った。今ターンから全員で一斉攻撃を仕掛けられる。これならば・・・そして炸裂するGMのKYなクリティカル(汗 な、何故だ!? 前回ではあれだけファンブル振りまくったのに・・・このボス、1回もファンブル出さないどころか、クリティカル出すぎだろ!?(汗 この差はいったい・・・・・・あ、前回は『柊蓮司』だったからかw
3回行動のPC1の攻撃のうち2発をクリティカルで回避。残る他PCの攻撃も・・・回避こそしないものの悪くない出目で防御。PC2・高梨ふわりの起死回生の魔法攻撃クリティカルで多少は削れたものの、2ラウンド目終了時点のボスのHP:64。そしてクリンナップで《再生能力:5》でHP:74まで回復w 2ラウンドかけてようやっと半分・・・しかもボスの特殊能力《群れ集うもの》により、場には再び雑魚の『裏蟲』が3体・・・ボスのHP、そしてPCのリソース以外はふりだしに戻った形に。
ここでたまらず叫ぶリオンPL、「今からでも遅くない! ボスの名前に『柊』『蓮司』の文字を入れるんだ!』・・・・・・いや、無理だって・・・w


運命の3ラウンド目・・・このラウンドのクリンナップまでにボスを倒さなければ、NPC・滝野珠江は死亡し、バッドエンド確定です。
しかし、各PCのリソースはほぼ空・・・特にパーティの要となるディフェンダーのPC3・天沢真夏はHP以外はかぎりなくゼロ・・・このままではNPC・滝野珠江の命の前に、PCたちの命も危うい。そしてボスの《先駆の牙》+《範囲攻撃》がPCたちを襲う! 天沢真夏、残ったリソース全てを使い、この攻撃から他PCをカバーリング。・・・しかし、この攻撃でダメージを受けてしまえば、《先駆の牙》の効果により、次の天沢真夏の【回避】【防御】ジャッジは−10される・・・そうなれば、もう行動を捨てての「かばう」行動も辛くなってくる。まだPC2・高梨ふわりの《蘇生の光》が残ってるとはいえ、雑魚の攻撃3連発もある以上、死者が出る可能性も特大・・・GMが【攻撃】ジャッジのダイスを振る・・・が、ここで奇跡(?)のファンブル!! これにより、PC3・天沢真夏はノーダメージ! 当然《先駆の牙》の効果も現れず! 俺のダイス、GJ!w
PC3・天沢真夏の活躍により、PCの死亡の可能性はグッと低くなりましたが、ミッション成功のための「3ラウンド以内にボスをPC1が撃破」は相変わらず厳しい状況。そして何よりも大きなGMのミスなのですが・・・「PLがボスのHPを知る方法を作っておかなかった!」・・・これがPLにとっては何よりも恐怖だったようで、特に最大火力を持つリオンは、下手に自分の攻撃でボスを倒してしまうことを恐れての長考という場面が多かったです。・・・「ボスのHPを知る手段」か「ボスは特別変異により、PC1の攻撃以外ではHPが0になった瞬間HPが2d6(ジャッジ)点になる」などの処置が必要だったなぁ・・・この点はホントのホントに大失敗。
そして行動値11・・・PC1・名高のぞみが動く。「【命中】ジャッジに、最後のプラーナ1点をつぎ込みます!」・・・PLには開示していませんでしたが、この時点でのボスのHP:29点。名高のぞみの攻撃は魔法ダメージになっていたので【魔防】での防御となりますが、“歪みし獣”の【魔防】は23・・・これにダイス目期待値7を加えて30・・・HPとあわせると、この攻撃で名高のぞみは、【攻撃】ジャッジで「59」点は出さないとボスを倒せない計算・・・それは【攻撃】が40に満たない名高のぞみにとっては、クリティカルを出さなかった時点で倒すには至らないことが決定するということ。そして名高のぞみと“歪みし獣”の【命中】・【回避】の関係上、このプラーナ1点をつぎ込んだ攻撃でボスを落とせなければ、かなりの確立でPCの敗北が決定するという事実。・・・GMとしては、自分のシナリオの不味さ、バランス調整の甘さ故のこの展開に内心胃を痛めつつも・・・PC1・名高のぞみの命中ジャッジのダイスが投じられます。
命中ジャッジの結果は・・・流石にここはプラーナを1点つぎ込んでいるだけあって成功。問題はここから・・・【攻撃】ジャッジ。気合を入れ、皆の注目の中、PC1・名高のぞみの【攻撃】ジャッジは・・・クリティカル!! ここに来てのクリティカル!! どよめく一同! 流石はPC1、魅せてくれる喃!! 結果、【攻撃】ジャッジの達成値は「59点」!
続くGM・“歪みし獣”の【魔防】ジャッジ・・・クリティカルを連発している今回のGMだけに、皆に緊張が走る・・・ダイス目は・・・4! 【魔防】の達成値は「27点」・・・名高のぞみの【攻撃】ジャッジとの差は「32」・・・ボスのHPは「29」! オーバーキル3点というギリギリのラインで、見事PC1・名高のぞみ、ボスエミュレーターを撃破!!


クライマックス後、心身ともに疲れきったGM・PLでしたが何とか無事ハッピーエンドを迎えることが出来ただけに、その表情は明るく、それぞれのエンディングに移ります。
当初の予定以上の事件になってしまったものの、予想以上の結果をもって静先生に報告を済ませる天沢真夏とリオン。
 静「初陣祝いというコトで、今日くらいは先生が何でもおごってあげるよ」
 真夏「(間髪入れず)じゃあ、この超☆特大ギガントパフェ3つ!」
 静「(同じく間髪入れず)うん、ショートケーキ1つだね。せっかくのおごりなのに慎ましいなぁあはは」
夢使いの《偽りの記憶》の能力で、あの事件の事を全て忘れた滝野珠江と談笑する高梨ふわり。
 珠江「明日には退院出来るって。…そしたらふわり、今度こそクラブ、紹介してね」
 ふわり「…うん。よろこんで!」
あの決戦の場に一人立つ名高のぞみ。そこに落ちていた輝石に触れた瞬間、流れ込んで来るビジョン・・・荒廃した世界を悠然と飛ぶドラゴンと、その背に乗る10枚の黒い羽・2本の捻れた角を持つ女性型侵魔という、謎の光景・・・。
 のぞみ「…フェザー…私、ウィザードとしてうまくやっていけるかな…?」
 フェザー「マスター…『うまくやっていけるか』ではなく、既にあなたは『うまくやった』ではありませんか」
 フェザー「それに、あの時イノセントの少女を救う為に自らの危険さえも省みずに決断した覚悟と勇気があれば、何の心配もありませんよ、“夜闇の魔法使い(ナイトウィザード)”!」


・・・これが一行にとっての初めての侵魔=エミュレーターとの交戦であり、同時に更なる大きな物語への入り口となるのだが、その事実を知るのは、まだまだ当分は先の話・・・。




【GM経験点:13点】

*1:しかもOBもこれまた使いやすい赤羽代行

*2:実際、『裏蟲』の攻撃は1発も通りませんでしたw